Interview
デビュー間もない頃の信頼できるライブスタッフが共通していたこともあり、かなり前から面識はあったものの、意外にも共演は今回が初めての遊佐未森。かたや小学生の頃から”たま”ファンであり、”たま”の2ndアルバム『ひるね』は自分にとっての神盤と言う大石昌良。
バンドメンバーの音楽の好みがバラバラだからこそ“がっちゃんこしたときに面白いものができたらいい”と言う蒼山幸子(ねごと)。音楽的にとんでもなく雑食、いい意味で“とりとめがなく、ひとりぼっち”であるとも言える松本明人(真空ホロウ)。かつて個性もバラバラなメンバーで構成された“たま”に在籍した、音楽的雑食種の柳原陽一郎。
ともに独自のセンスによる歌詞の世界が、常に注目されている柴田聡子と柳原陽一郎。その着眼点は音楽のみならずトークでも健在。なぜか「アゼルバイジャンと蒲郡」「ジャンプ競技」「スターの孤独」でスイッチが入り、ある意味ハッピーに暴走した挙げ句の果てに、なんと「曲、作っちゃう?」に着地するとは……。どこかを濃く共有しているとしか思えない2人による予想のつかないコラボレーション、ちょっとスゴいことになりそうです。
共通点は「郎」がつく漢字5文字の名前と「出たとこ勝負のでまかせ」の歌詞。そして違いは「でまかせ」が未だ「現在進行形」である人と、「すでに卒業」した人であること。この2人によるステージは、なんとなく予想がつきそうな、でも全く予想外のコラボレーションになるような……ちょっとあなどれない組み合わせ。という郎×郎対決、しかと目と耳に焼き付けにいらしてください。
中学3年のときに『さよなら人類』を聴いて、「すごく芸術的だな……」と思ったという小谷美紗子。かたや知人に勧められて小谷美紗子の3枚目のオリジナルアルバム『うた き』を聴き、「すごいわ……」と感銘を受けたという柳原陽一郎。ともすれば言葉のほうが注目されがちな2人であるが、実はある意味サウンド志向。